[bibtex] \bibliographyに関する注意点とWinShellとの出会い
今回のトラブルは.bibファイルでちゃんとauthorやtitleを指定しているにもかかわらず、platex→bibtex→platexというコンパイルを行うと、参考文献のところに.bibに書いた項目が表示されなかったり、authorの項目がtitleに置き換わってしまったりとなにかと不思議な現象が起こってしまったのである。
とりあえずbibtexを走らせたときに大量のエラーが吐き出されたのでそれを解析してみる。
This is BibTeX, Version 0.99c (Web2C 7.5.5)
The top-level auxiliary file: thesis.aux
The style file: jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 244 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 260 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 273 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 282 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 323 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 328 of file jplain.bst
is.kanji.str$ is an unknown function---line 413 of file jplain.bst
(以下略)
う~ん、なんだこれは?"is.kanji.str$ is an unknown function"ってなんかおかしくないか?ちゃんとtexのソースで\bibliographystyle{jplain}って指定してるから日本語が通らないとかおかしいだろ。ちょっとこれはTeXの文法エラーとかが問題ではなく、環境変数の設定とかが関係しているような気がする。
今回は自分のマシンでないのでどのTeX環境がインストールされているのかを見てみると、自分と同じ環境であったのでTeXのバージョンの違いによるエラーではなさそうだ。環境変数のPathの項目も問題なく設定されている。となると残るはTeX編集を行っているソフトの設定に問題があるのではないかと思い調べてみる。
自分は.tex等のファイルをEmacs/Meadowにて編集しているのだが、今回トラブルに見舞われた友人はWinShellを使用している。WinShellは使ったことがなかったが、わかりやすい設計がなされていたため、問題の核心に一気に迫ることができた。
WinShellのメニューバーにある「オプション」を開くと、「主なTeX関連プログラムの設定」という項目がある。

これを開いて、右のリストからBibTeXの設定を選んで見ると、デフォルトの状態では以下のような設定になっている。

おっと、これではうまくコンパイルが通らないのも無理はない。"bibtex"はスタイルファイルとして"jplain"や日本語をうまく処理できないからである。\bibliographystyle{jplain}と指定して、.bibファイル内の項目に日本語を含むものがあるならば、ここは以下のように"jbibtex"を指定すべきであろう。

これでplatex→bibtex→platex処理を行うと問題なく参考文献リストが出力された。うむ、一件落着ナリ。にしてもこのbibtex、なかなか曲者であるな。あと、WinShellをちょっとさわってみだが、なかなか使いやすい。無駄な機能が無く、レイアウトもシンプルで入力補助機能がそこそこ充実している。いいソフトである。もし初めてTeXを使った文書作成を始める人がいれば、これからはWinShellを勧めよう。ちなみに三重大、奥村教授のサイトにWinShellの設定方法等が詳しくかかれたWikiがある。
WinShell - LaTeX User Front End
http://www.winshell...
WinShell - TeX Wiki
http://oku.edu.mie-...
Posted 01/18/06 by taro | Filed under: TeX (TeX等のtips)




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